ガリレオ〜沈黙のパレード〜

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    昨日夜、奥さんのお誘いで、ガリレオの最新作〜沈黙のパレード〜を、T•JOY京都さんで観て来ました。


    音量自体は、若干小さ目でしたが、気になる程でも無く、ただ音はセリフの閉塞感が強めのように感じました。

    まぁ映画自体、意図的にそういう音にしたんだと思いますが、もう少しリバーブ感を足してもらった方が、自然な感じが出る気がしました。


    最近の映画作品自体も、映画館や劇場主体より、サブスクによるテレビで観る事も想定して、音自体もそれに合わせた手法で、録音されている?!という可能性があるのかも知れません。(時代の流れには、あらがえないので、仕方ありませんが…)


    まっ、こんな事を気にしているのは私だけで、奥さんは全然楽しんでおりましたっ!


    ストーリーは、いつものガリレオで、俳優女優陣が、流石に歳を取ったなぁ〜(笑)という感は否めませんが、充分に楽しめて面白かったです!!


    ガリレオなら、テレビでイイやっ!と思わず、少しでも早く劇場で楽しんで欲しい!と思う、今日この頃でしたっ!!



    新しい仲間。

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      とある所から新しい仲間、BOSE 802IIを今更ですが入手しました!!

      ただ残念ながら、専用のコントローラーが無いとの事。

      そこで、当社にあるDSP内蔵パワーアンプに、専用コントローラーのデータを移植しようと、コチラも、とある音響屋さんのご厚意により、データ取得に協力頂きました!


      専用コントローラーは、802Cという旧式モデルと、802CIIという新しいモデルがあるとの事で、何かしら音が違う気がするとの事。


      そこで双方のデータを取得しようと、測定器をつないで見てみました。



      ちょっと見辛いですが、濃い緑のライン(旧式)が、凸凹しているのは、Deleyが合わなかった為で、基本的には新旧のコントローラーで、相違は無いと判断!!ただ、グラフは合わせてますが、ゲインが少し低い為、音の変化があるように聴こえるのは、そのせいかも?!もしくは残留ノイズ等、Deleyが合わない事と、何か因果関係があるのかも?!


      そんなこんなで、黄緑のラインのように、正確にトレース(重ね)ましたっ!!


      最終的に移植したEQは、こうなりましたっ!



      とてつもないブーストEQになりましたが、コチラの音響屋さん曰く、「BOSEあるあるヨネ?!」との事。

      ホントにコレでイイのか?!



      最後にアンプには、802C2という名前で、プログラムをストアして今回は終了っ!!


      まっ!!今日はデータ移植のみなんで、一度スピーカーをつないで、鳴らしてみようと思います!!



      カーオーディオ補足説明。

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        まず最初に、なぜDSPアンプを最初にススメるのか?!という所の、説明がされてない事に気付きました。


        カーオーディオ詳細2の、音響調整編で作業内容は説明してますが、理由は大きく分けて二つあります。


        カーオーディオの場合、各スピーカーとドライバーのリスニングポイントまでの距離が、ホームオーディオとは違い、左右同じ距離にする事は出来ませんし、車の場合は後付けするスピーカーを、必ずしも理想的な位置に取付けるのは困難です。
        そこで、電気的に遅延させて距離を左右同じになる様に合わせたいのです。


        次に、周波数特性と言いますが、スピーカーによって強く出る音と、音がどうしても弱くなる音程があります。
        出来るだけ、どの音程に対しても、同じ音量になるように合わせたいのです。(いくら高価なスピーカーだったとしても、この特性がキッチリ合っている事は、基本ありません。もっと言うなら、同じモデルのスピーカーであっても、その個体間で違いがあります)


        ナビ等にも、簡易な機能はあったりしますが、基本的には不十分なので、そこをキッチリと細かく合わせる為に、DSPアンプを使うのです。


        そもそもデッドニングは、共振して変なポコポコとした音を出すだろう部分に、物理的に制振材という物を貼り付け排除して、出来るだけスピーカーが鳴らしている音を、正確にダイレクトにリスナーに届けるって事ですし、スピーカー交換も、音量自体が大きくなったり、高価な物なら大音量でも歪みも無く再生されるって事です。(周波数特性が同じだからと言って、音が同じか?!と聞かれれば、それも違うので、スピーカー交換による音質変化も必ずあります)


        スピーカー自体の音を万全にしたい!って事なら、上記二つのアプローチは、決して間違った物ではありませんし、否定もしません。

        ただ共振で出た音や、スピーカーの能力を含めて、電気的に加工して鳴らす事も、必ずしも間違ったアプローチではありません。


        ノーマルスピーカーは作りも材質も安物で、社外スピーカーの方が高級そうな素材も使っていますので、高価な事は容易に想像出来ます!

        磁石も大きいし、アルミの強固そうな枠にハマっているので、共振も適度に抑えられてるでしょう?!(イメージはそうです!)


        っで??


        それで音がどのくらい変わるの?!と、直接的な因果関係を具体的に説明している方を、私はほとんど知りません。


        だったらノーマルスピーカーのままで、出来るだけの事をやってみて、もし満足出来なければ、それらの交換を検討する?!という順番で、良くないですか??


        DSPアンプにもピンからキリまであって、日本にちゃんとした輸入代理店があって、供給されている製品は、どれもかなり高価ですし、海外から直接輸入するモデルは、それなりに安価だったりします。
        機能的には、高価なモデルも安価なモデルも、多少の機能で簡素化されてたりはしますが、やりたい事の出来るモデルが安価な物の中にもあるので、それならエントリークラスの物で、お試しをしてもらうには良いのでは?!と、今回のデモカーは私が考えるに、一番エントリークラスの物で臨みました。


        結果は前回までの記事の通りです。


        概ねやりたい事は出来たのでは?!と思っていますし、オーナーである店主様には、「こんなに変わるんだっ!!」と、ビックリされてましたっ!


        また他のショップさんや、ご自身でDSPやアンプは設置した物の、音響調整が上手く出来ているか心配っ?!て方や、最近なんか音が変わって来たので、再調整して欲しい!!

        または、機材追加はしないで、ナビ等に付いている機能だけを使って、出来るだけ最善の音響調整をして欲しい!または、iPhoneの場合に限りますが、アプリを使ってiTunesで同期した音楽ファイルなら、機材追加無しで、ある程度ですが、細かく音響調整した音で楽しむ事も出来ます。(Apple MusicやAmazon Music,Spotify等のストリーミング系には、アプリが対応していないので、再生出来ないという注意点はありますが…)


        コレでカーオーディオの記事は終了します。


        長々と書きましたが、ココまで読んで頂いて有難う御座います!


        カーオーディオ詳細2。

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          ここからは、専門的なお話になるので、少し難しいかも知れませんが、出来るだけ簡単に説明を進めて行きます。

           

          最初にやる事は、タイムアライメント調整という物です。

          これは、各スピーカーから運転席に座っているドライバーまでの距離を、電気的に合わす(音を遅延させる)作業になります。

          たかが数十センチの事ですが、コレを正確に合わせてやらないと、同じ音量で左右のスピーカーが鳴っていても、音がドライバー側に寄って聴こえます。

           

          そこで問題なのがサブウーファーで、私の経験上、このサブウーファーが一番遅れて聴こえる事と、リアスピーカーの存在です。

          各メーカーのタイムアライメント設定に対する説明書通りだと、運転席の位置に合わせて、リアスピーカーもその距離を入れて下さい!となっていますが、あくまでもドライバーはフロントスピーカーの音を聴いていて、リアスピーカーは後部座席に乗った人が聴く為の物だと、私は考えます。

          すなわち、一番音を遅らせないとダメなのはリアスピーカーで、一番早く音を出さないとダメなのは、サブウーファーって事になります。

           

          そうなると、距離を入れて簡単に合わす事が困難なので、実際に測定器で計った音の遅延データを入力しないとなりません。

           

           


          上の画像の通り、助手席シート下にあるサブウーファーの遅延が、7.57mとなっています。コレこそが、サブウーファーが遅れて聴こえる原因です。


          タイムアライメント設定が終わったら、次は周波数特性を合わす作業になります。

           

          基本フラットに合わせれば、ソレが一番良い!とは言いませんが、まずはフラットにする事から始めないと、オーナーの好みの音に合わせる等、先に進める事は出来ません。(このフラットな音とは、どの音程に対しても、同じ音量になるように、スピーカーの特性を合わせる事を指します)

           

          例えば、スピーカーから出た、高音のキンキンした音が強いと、少し音程の低いカンカンした音や、更に高いシンシンした音が聴こえ辛くなります。(これは人間の耳の特性上、強く聴こえる音に、その周辺の音がマスキングされてしまうからです)

          高音の一部の音を下げているのに、逆に高音が聴こえて来る?!な〜んて現象が起こります。(人間の聴覚って不思議ですよネ?!)

           

          調整前スピーカーの周波数特性は、こんな感じです。

           

           

          左右のスピーカーは同じ物を使っているので、全く同じ特性かと言うと、決してそうではありません。(だからナビ等に付いているイコライザー機能で、一生懸命合わせようとしても、適当にしか合わない訳です)

          キッチリと、左右のスピーカーや、フロント/リアのスピーカーも、出来る限り特性を合わせて行きます。

           

           

          まだまだ途中経過ですが、最終の画像が無くてすいません。サブウーファーは、ロードノイズ等の影響を一番受けるので、少し大きめの音量になる様に設定する方が良いです。

           

          最後に全てのスピーカー出力レベルを合わせて終了となります。

           

          そこでリアスピーカーのレベルにも一工夫!

           

          先述した通り、リアスピーカーは後部座席に乗車した人の為にあるスピーカーだっ!と言いましたが、フロントスピーカーの音が、リアに乗車した人にも、当然聴こえてしまいます。

          そこで、ドライバーが聴いている音量と、後部座席に乗車した人が聴く音量が同じくらいになるように、リアスピーカーの音量を調整します。

           

          後部座席に乗車した人に「CDの音がウルサイので、音量下げてっ!」なんて事を、言われた経験はありませんか??

          これはメーカーの取扱説明書通りに、デッキやナビの自動音響調整機能を使ったり、何となく取説通りに、自分で設定された方に多く起こりますが、少し考えれば当たり前の事で、リアスピーカーの音量をドライバーの位置で、尚且つフロントスピーカーと同じ音量になる様に合わせてしまうと、後部座席に座っている人にとっては、ウルサくてたまった物ではありません。

           

          このように多種多様な事を考えて、調整作業をするとなると、オート調整で合わすなんて事は不可能ですし、ちゃんと理解した人が調整作業をしないと、良い結果になる事は極めて少ないです。

           

          凄く長くなりましたが、これでカーオーディオ音響調整編も終了です。

           

          興味が湧いた方は、ルエルグ京都さんに相談して下さると、私がユーザー様の希望に合わせてプランを進めて、設置や調整までアドバイスをします!

           


          カーオーディオ詳細1。

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            今回、カーオーディオシステムを取付けする車は前にも述べたルノーのカングー(デカングー)です。


            機器を取付けする場所については、余裕のある車種だと思われますが、助手席のフロントシート下に、サブウーファーを設置し、運転席側シート下にDSPアンプ等の機器を設置しています。(多くの車種も、フロントシート下のスペースが在れば、同様の形になるかと思います)



            次に配線ですが、DSPアンプからデッキなりナビのスピーカー出力とノーマルスピーカーに行く配線の間に、このアンプを割り込ませる形になります。(今回のカングーは、リアスピーカーもあるので、フロントL/RとリアL/Rのスピーカー線をDSPアンプに割り込ませます)

            *作業性を考慮すると、カプラーオンで接続する形が望ましいですが、配線を調べて適合するケーブルを作るのは、ちょっと面倒かも知れません。(既に社外ナビ等が取付けてある車なら、その車種専用の変換ケーブル等が付いているケースも多いので、少しは安心出来るのですが、今回は純正のフルノーマルデッキなので、少々手間だったのと、デモカーという事で、ノーマルとDSPを切り替えする配線もあり、大変でした)




            この配線にプラスして、追加するツィーターのスピーカー線と、サブウーファーの配線及びツィーター用アンプの電源線等も一緒に配線します。



            画像のように、ボードに機器を貼り付けて事前に配線しておくと、取付けはいたって簡単かと思います。


            ここまでの取付け時間は、約4時間程度でしたが、自施工で取付けされる場合は、半日〜終日程度は掛かるかも知れません。(自施工の方に対する機器選定のアドバイスや、機器の販売,配線等の相談も請負います!また音響調整のみのご依頼も大歓迎です!!何なりとご相談下さいっ!!)


            さて取付けが終わったら、DSPアンプに音響調整用の信号を入力して、調整用パソコンとUSBケーブルで接続し、専用のアプリを使って音響調整をして行きます!


            次回は、カーオーディオ音響調整編になります!


            乞うご期待下さいっ!!





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