ホームシアターの基礎知識。

  ホームシアターをしたいけど、どうすれば?!という質問を受ける事が良く
あります。
我が家のようなプロジェクターを使い大きなスピーカを設置し、大迫力で楽し
むのがホームシアターだと思っている方が沢山いらっしゃるようです。
 私個人、液晶TVでも小さな5.1chシステムでも充分サラウンドを楽しむ
事が出来ると考えています。

まず自分自身のライフスタイルの中で、ホームシアター(サラウンド)を楽しむ
環境が、どうなのか?!を考えて下さい。

よく言うのですが、大きなスピーカは良い音がするが、小さなスピーカは良い
音がしない?!とか、高価なスピーカは良い音がするが、安価なスピーカは
良い音がしない?! 重いスピーカは良い音がするが、軽いスピーカは良い
音がしない?!等など、あえて否定はしませんが間違った認識をされている
方が多いと感じております。

大きくて高価で重いスピーカは大きな音を出力しても、歪の無いクリアな音で
再生出来るという事なら、だいたいに於いて概ねハズレではありませんが、
大きな音=良い音か?と言えば違いますよねぇ〜?!
大きな音が出せる環境で無いのに、大きくて高価なスピーカを設置して、小さ
な音で楽しむのであれば、ハッキリ言って宝の持ち腐れです。

まずマンション等の集合住宅にお住まいだったり、大きなスピーカを設置する
場所が無いから、サラウンドなんて楽しめ無いと思っていませんか?

あまり大きな音が出せない環境なら、あえて小さいスピーカで正攻法の設置を
心掛け、キッチリと設定された機材で楽しむ方が、遥かに音の良いサラウンド
空間を手に入れられると考えています。

第一回目は、ここまで。
次回からは、どうすれば良いか?を具体的にお話します。

| 音響職人 | ホームシアターの基礎知識 | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
スピーカの選び方と配置。

大きな音で楽しむホームシアターは、我が家のホームシアター編を見 て頂
く事にして、ここでは少し小さなスピーカで楽しむホームシアターに ついて、
述べさせて頂きたい。

 なぜなら昨今、ホームシアターと言って映画を楽しむだけがサラウンドの
楽しみ方じゃないからである。
 TVでのスポーツ中継はかなり以前から5.1chになっているし、ゲームを
サラウンドで楽しむと、とても面白いと思うからである。
 ホームシアターと言えば、リビングのTVが中心だと思うが、ゲーム機の
ディスプレイにサラウンドと言えば、もっと小型になるのでは?!

スピーカレイアウトは我が家の・・・で記述したように、ITU規格に則った ITU
−R BS.775−1という規格に準拠するのが一般的である。
この規格はダイレクトサラウンドと呼ばれていて、もう一つとても曖昧なディフ
ューズサラウンドという考え方がある。(この規格ではスピーカの向きや仰角
等、ほんと適当で良いのか?と思ってしまう)

 実は映画館等は、このディフューズサラウンドである事は、あまり知られて
いない。
 ダイレクトサラウンドを真面目に楽しもうとすると、基本サブウーファーを除く
メインスピーカを含む全てのスピーカは同じ物を選ぶ事になるで、本来ホーム
シアターのほとんどが、ディフューズサラウンドという事になる。 という訳で、
レイアウトについては結構曖昧で良い訳であるが、出来るだけ規格に準拠
するという考えで設置されたい。

次にスピーカ選びだが、昔々オーディオに凝っていて大きなステレオのスピー
カを持っているという方がホームシアターをされる場合、既に持っている、その
大きなスピーカをメインの左右に使う事になるのだが、5.1chシステムの場合
、メイン左右のスピーカが活躍する機会があまり無い。
サラウンドスピーカよりは少し出番があるものの、ほとんどの音はセンタースピ
ーカが受持っている。 (これも知っている人は少ないが、センタースピーカが
壊れて音が出なくなったら、再認識するハズである)
なので、出来れば大きなスピーカはオーディオを楽しむ時用とし、AV用のスピ
ーカは別にした方が望ましい。 がしかし勿体無いので使う場合は新設する
センタースピーカやサラウンドスピーカと同程度の能力しか使わないと割り切
ってしまおう!

 初めてスピーカを設置するという方は、デザインや色,自分の楽しみ方を、じ
っくり考えて、サイズと価格を吟味して決められたい。
私個人の考えでは、小さなスピーカで組む5.1chの場合は、メインスピーカよ
りサブウーファーに少し多めの予算を裂いた方が、結果が良い場合が多い。
(既に購入している方は、小型のサブウーファーを複数にするという裏技を検討
されたい)
何故なら、メインスピーカが小さくなると、当然低音は出なくなる。 その出なく
なった低音をサブウーファーが補ってくれる。 という事はサブウーファーの仕事
量が増えるという訳である。 しかしながら、絶対的な音量はメインスピーカが
小さくなった分、当然仕事量が減るので、あまり過剰な物を設置しても無駄に
なるので注意が必要だ。

なんか自分で書いていて、ややこしくなってきた気がするので、質問ある方は、
コメントして下さい。

| 音響職人 | ホームシアターの基礎知識 | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
スピーカの選び方と配置−2。

諸説いろいろあるが、あくまで私の考えである。

 まずITU規格に基づくL/Rの開き角度は60度であるが、音声だけの編集を
行うマスタリングなら、その通りだと思うが、あくまでも映像 がある訳で、ベスト
な視聴範囲を考慮する必要がある。
 THXが推奨している視聴範囲は、画面両端の開き角度が30度〜36 度の
範囲に収まっているのがベストとの事。
 その位置から60度の開き角度を取ってしまうと、左右のスピーカが画 面から
著しく離れてしまう。
 あくまで映像と一緒に楽しむ音が、映像と離れてしまうと定位の観点か らも
問題であるので、私の場合45度の開き角度をベストとしている。

サラウンドについても同じくITU規格では110度を基準としているが、5.1ch
で楽しむ場 合は後方定位が自然である事も考慮して、135度がベストだと考
える。 (ちなみに7.1chにする場合は135度も取ると、バックサラウンドと近づ
いてしまう為、サイドは110度,バックは150度を適 当と考えている)

この角度変更は、ディフューズサラウンドであると言い聞かせて、ある 程度許
されている範囲に基づく変更だと考えている。
 但し、意匠や家具の配置。デザインに合わせて変更している物では無 く、
音の事も考え、意図を持ってその位置に取付けたと考えて欲しい。
 結局、こんな位置に付けるとブサイクだから隅っこへ・・・等と言っておきなが
ら、音が悪いだの言う資格は無いと思うからである。

 サブウーファーについては、低音の定位は気にする程では無いという 考え
方に基づき、後方に設置する等極端な位置で無い限り、どこに置 いても構わ
ないと考える。

TVの大きさが変わる事によって、上図のように視聴位置が変化する。

42インチと52インチで、約50cm視聴位置が後方へズレる。

壁際にソファーがあって、そこを視聴位置にしたい場合は、出来るだけ 大きな
画面が必要という事になる。

| 音響職人 | ホームシアターの基礎知識 | 14:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
AVアンプの設定。

 何から説明したら良いのか?悩んでしまうが、AVアンプの設定はそのままでも
音も出るし、それなりに楽しめる。
ただ今までややこしい設置に於ける注意や、スピーカを慎重に選んで来たのに、
このまま適当な設定で楽しむのは勿体無い!?
 きちんと設定してやれば、もっと楽しめるのに、そこをいい加減にしている人が
とても多いと思っている。
最新の機種でなくても、少し前のモデルには自動設定という便利な機能が備わ
っている。(前は割と高価なモデルにしか装備されてなかったが、最近の機種に
は安価なモデルにも搭載されている)

良く「設定は専用マイクが付いていて、勝手にベストな状態に合わせてくれるん
ですヨ!!」と親切に教えてくれる人がいるが、取扱い説明書の応用編とかに
書いてある、手動で合わせる合わせ方って知ってますか?と聞くと、たいがいの
人は全く理解していない。
 「何回か同じ要領で設定を、やり直した事あります?」と聞くと、これも最初の
一度キリで何回もする物では無いと思ってられるようである。
 そんな方に「もう一度同じように設定して、何も変わらないなら良いですが、違
ったらなんで?って思わないですか?」と聞くとキョトンとした顔で見られる。
(何を言いたいんだろうか?って顔で・・・)

つまり、その機能で設定した物は、信用出来るのか?と言いたい訳である。
自動で完璧に設定出来る物なら、手動で設定する説明は応用編からも削除され
るべきだし、ややこしくしているだけじゃないの?と思うのである。

 私の場合、AVアンプを購入した電機屋さんに聞いたり、メーカーのお客様相談
センターに問い合わせたりしながら、設定しようと試みたが明確な回答が得られ
なかったし結局自分で調整した。

私が一軒々回って設定してあげられれば良いのだが・・・。

| 音響職人 | ホームシアターの基礎知識 | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
AVアンプ選び。

 

スピーカを選んで、正しい位置に取り付けた。
続いてはAVアンプを選ぶ時のHow toを・・・。

まずは、古い物と新しい物の違いから。

 ‘出力端子が違う。
◆‖弍するサラウンドフォーマットが違う。

もちろん機能的な部分も違うが、大きな違いは上記の2点。

まず,涼嫉劼蓮∈廼HDMIという端子がTVやDVDプレーヤ等に採用 され、
この端子が付いているか否か。(また何系統付いているか?)
昔はVHSビデオが2台あってダビング出来るとか、ベータなんてビデオ を持
っていたとか、カメラはHi8だったとか、TVに入力する機材が多々 あったが、
最近ではどうだろう?!
DVDレコーダとTVゲームが接続出来れば充分では無いか?と思う。
納得された方は、HDMI入力が2系統備わっていれば、大丈夫。 後で 説明
するが、それも必要無いかも知れない。
△離汽薀Ε鵐疋侫ーマットだが、Dolby TrueHD,やDTS-HD等ロスレス 圧縮
フォーマットに対応!とか言っても、実際の所ピンと来ないので、 気にする程
でも無い。(これは言い過ぎか?メーカーの人ゴメンナサイ)

という事は割りと何でも良かったりする。

接続方法だが、全てのビデオ機器やゲーム機を、AVアンプ経由にして しまう
とアンプの電源を入れないと音が出ないし、必ず5.1スピーカで 音を聴く事に
なる。(本来はそうして欲しい)
がしかし、TV番組はAVアンプを入れなくてもTVのスピーカから音が出 るし、
それはそれで手軽で便利である。
ゲームやDVDも、そうして手軽に楽しみたい時がある。(いちいちAV アンプの
電源を入れて観るのが邪魔臭いのでDVDは観ないという人が いるのも事実
である)
そんな時にどうすれば良いか?!というと、HDMI信号は確かに映像にとって
は恩恵が深いが、音声にとってはそれ程では無い。
元々音声信号には、光やコアキシャルという物で別系統にデジタル音声出力
が既に出ているからである。
最近のTVはHDMIで入力された信号の音声出力が、その光やコアキシ ャル
で出ている物がある。

そう!一旦、DVDやゲーム機の出力をHDMIでTVに入力して、TVのデジタル
音声出力をAVアンプに入力してやれば、全て解決するのである。 (DVDや
ゲームの切替えはTVで行い、5.1で楽しみたい時はTVの スピーカを絞って
AVアンプの電源を入れれば良いのである)

 このように接続すれば、HDMI入力端子が付いていないような結構古い AV
アンプも充分現役で活躍出来るハズである。

そんな訳で、接続の仕方に工夫すれば、便利で使い易い物になる。



上の図が参考配線図になる。


 通常、取扱い説明書には赤い線のような配線をするよう指示されてい ると
思うが、見た通りDVDとゲーム機を切り替えるのに必ずAVアンプを使用しなく
てはならない。
 しかし青い配線はDVDとゲーム機がTVに直接入力されているので、切 り替
えはTV側で行う形になっている。 そうする事でAVアンプでの入力切替え等
は不要になり、AVアンプでサラウンドのモード等を切り替える必要がなければ
ボリューム以外ほぼ触る事が無くなるのである。

補足だが、ゲーム機がPS3なら尚良し、ブルーレイのDVDレコーダで無 くても、
PS3でブルーレイディスクが楽しめる。

| 音響職人 | ホームシアターの基礎知識 | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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