スピーカの修理。


今回修理するのはJBLのControl5!!
本来の修理ならユニット交換なのだが、今回はエッジのみの交換にチャレンジしてみる!(せっかくなのでキョンセームという小鹿の頭部分の革を使った修理である)
ホームセンターやカー用品店等でもセーム革は売っているのだが、スピーカ修理用に加工された物も存在するようで、奈良の春日セームという専門店に問合せしてみたら、サイズを教えて欲しいとの事で、今日は前準備だけする事になった。 

しっかし、JBL!メンテナンス性は大変良ろしい!
グリルはブチルゴムで貼ってあるだけ、ユニットを取ろうと思うと箱をバカッと開けて、裏側からナットで留まっている始末・・・。
サービスが必要なウレタンエッジを使うなら、もう少し考えてくれてもいいハズ・・・。



綺麗にボロボロになったウレタンエッジを取り除いて・・・。
廻りのカスケットも普通のスピーカはプラスチックとかが多いんだけど紙!! 再利用しなければならないので、注意しながら一つ一つ取っていく・・・。(さすがJBL!)
コベコベになった接着剤とボロボロになったウレタンエッジの残骸と格闘し、地金が出るまで綺麗に磨き上げる・・・。(ユニット交換なら、取り外して新しいユニットを取り付けるだけなのだが・・・)
最後にコーン紙裏側に付いたウレタンの残骸も除去して今日の作業は完了!
ここまでで、約三時間。(L/R2台のスピーカで・・・)

ユニットの細かなサイズも分ったので、明日にでも春日セームさんに連絡し材料を送ってもらおう!
| 音響職人 | Repear | 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
スピーカの修理 続編。

前回の途中経過で、エッジの材料待ち状態になっていたが、セーム革が届いたので修理を続行!

まずは四角い革で届いているので、エッジ成型を行う。



四角が購入したセーム革の寸法(200mm角)である。
外形直径16cmと内径11cmのドーナツ状にカットする。

コピー用紙に欲しい図を書き、革を真ん中に挟み、上下に2枚づつ計4枚のコピー用紙と一緒にマチ針で留めハサミでカットする。



次に切り抜いたエッジをスピーカに洗濯バサミで仮止めする。

まずはコーン紙裏側とエッジを、コニシボンドのGクリアで貼り付ける。
書けないボールペンで、エッジになるセーム革とコーン紙の間にペンを差し込みながら、間にボンドを流し込む。(少し多めに塗りたいのだが、ボンドが漏れてハミ出てくるので加減が難しい!)
指で軽く押しながら、塗り残しが無い様に・・・。一周終わった所で、ボンド乾燥まで約2時間程放置。
続いてフレーム側をボンドで留める。 セーム革屋さんの話では、割とピンッと張った状態の方が良いとの事。 出来るだけ外側に指で引張りながら貼り付けていく・・・。(やはりこの作業が終ったら2時間程放置・・・)
最後に、ユニットを箱に留める穴をカットしてガスケットを付けたらお終いである。



セーム革の白っぽい黄色がセームの証らしく、着色するとセーム革としての価値も下がってしまうので出来ればしないでっ!!との事(セーム革屋さん談)で、一応そのままで使おうか?!悩ましい・・・。(右のグリルを付けた状態でも、コレ見よがしに目立ってはいないか?!)
説明書には直ぐに視聴セヨ?!との事だったが、上手く行ってなかったら、新品ユニットを買って取り替えるだけなので、このまま完全乾燥まで、12時間程は置いておいた方が良さそうだっ!?

標準(ウレタンエッジ)の状態より低音が倍増するとの事で楽しみなのだが、今日の所は我慢我慢・・・。

| 音響職人 | Repear | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
最近ハマっている事。

最近ハマっているのが、このスピーカ修理っ!!



ボロボロになったウレタンエッジをセーム革へ張替える修理ですっ!!
というのも、コントロール5の修理をした後、余った真ん中のセーム革で、コントロール1の修理がギリギリ出来そうだったので、やってみようとして失敗っ!!(実はその時に失敗したスピーカユニットで、お勉強記事も先日書いてみたり・・・)
その後、失敗したセットは新しい純正ユニットに交換し、更に練習用で安いボロボロエッジのコントロール1をオークションで落札!! セーム革がギリギリだった事もあり、上手く修理出来なかったのだが、音を聴いてビックリ!!
今まで小バカにしていたコントロール1とは次元が違う音を聴かせてくれた・・・。
この際、ちゃんと張替えしたコントロール1が欲しくなって、�春日セームさんに部品になるセーム革を発注と共に、更にボロボロエッジのコントロール1を1セット落札っ!!(何セット落札するのだろうか?!)
ちなみに春日セームさんのキョンセーム革は、スピーカエッジ用に硬さや厚み等の加工をして下さる物なので、超ハイスペック品です。(車屋さんで売ってるセーム革とは訳が違います)
今日はセーム革が来たらスグに修理が完成する所まで作業した・・・。(スピーカフレームの磨きと、コーン紙裏のウレタン除去他)
サスガに今回で6台目になるので、手際も良くなって来たのだが、やっぱりJBL! 何かとやってくれます・・・。(箱が開かないのやら、ユニットが殴りで叩かないと外れないのやら・・・)
まぁホントここに来て初めて順調に来ました。 (やっと、どうすれば上手く工程が進むのか?!分って来ました)

欲しい人がいれば売っても良いのだが、結構手間隙掛けて作業すると、心なしか愛着も沸いて来て・・・。(何台か?!壊す覚悟でやらないと、私を含む素人には結構しんどい作業です・・・)
商売でやってられる方は幾らぐらい取られるのだろうか・・・?!

完成品を売るのはともかく、お客様のエッジ張替え修理の受付けはしますっ!!(って、だから幾らぐらい貰えるのか分らない・・・)

| 音響職人 | Repear | 12:53 | comments(3) | trackbacks(0) |
セーム革エッジ修理1。

最近ハマッているセーム革のエッジ修理について、もう少し詳しくっ!!というリクエストにお答えして、今回はControl3Proというスピーカで解説したい!!(といってもControl1とユニットが違うだけで、やり方は同じである)

さて今回修理するControl3Proは、Control1よりウーファーのコーン紙をより軽く!というコンセプトで設計されているので、Control1より難易度が高いっ!



例によって片側は微妙に残っているが、エッジがボロボロで朽ちている。

まずはグリルを取って、前面6本のネジを外す。

両サイドに金具を取り付ける溝があるのだが、そこから前面バッフルとボックスとに外れる。(もう力技でエイッ!とコジ開けるしかない!!)

ウーファーのナットはネジは外れないように、ボンドでコベコベになっているので、取り合えず接着剤外しの液体を4〜5滴づつ落としてしばらく待つ(だいたい10分ぐらい?)



この液体をつけないと、ユニット側にもボンドが付いている為、ナグリで叩くなどしないとユニットが外れないが、この液体を付けると、力技には変わりないが、まだ手で外れる・・・。

ユニットが外れたら、ガスケットを綺麗に取っておかないと、このパーツは再利用するので慎重に・・・、フレームとガスケットの間にカッターナイフを入れ、徐々に外して行く・・・。(ちなみに綺麗に取れれば取れる程、この後の磨き作業が楽になるので出来るだけ頑張って!!)

次に、先程も使った接着剤外しの液体をフレームに今度はベタベタになるまで落とし、やはり10分程待つ・・・。 
『−』ドライバーでガシガシやると、徐々に接着剤が溶けて取れる・・・。 それをティッシュで拭きながら数回繰り返す。
ちなみに、この液体(接着剤剥がし材)の存在を知らなかったら、まずセーム革修理自体考えなかっただろう?!(螢鼻璽ぅ舛輸入販売元になっているPR200(Paint&CoatimgRemover)と、ディゾルビットというシール剥がし材を使っている)

完全に綺麗な状態までなったら、無水エタノールで綺麗に油分を落とす。



コーン紙の裏側にも、ウレタンエッジが付いている。

これも出来る限り除去する。(前述の通り、Control3Proはコーン紙が薄いので、あまりヤリ過ぎると傷めてしまいそう?! 軽〜く取る程度にして、古いウレタンがヘバリ付いている内側から、新しいセーム革エッジを貼る感じで行こう!)

コーン紙の外形が85mm,フレームの外形は125mmなのが見て分って頂けると思う。
エッジのコーン紙側は7mm程度掛かれば古いウレタンの内側に来そうなので内径70mm,外側は少し引張る感じで行きたいので外径115mmのドーナツ状にカットしてエッジにしよう!!

とココまでで、だいたい作業としては半分ぐらいか?!

続きは次回へ・・・。

| 音響職人 | Repear | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
セーム革エッジ修理2。

エッジは例によって、奈良の春日セームさんにお願いして150mm角のスピーカエッジ用の物を取寄せる。



我が家にはCADソフトがあるので、サイズに合わせた台紙を作る。

その台紙の上にセーム革を載せ、だいたいコピー用紙4〜5枚程度とセーム革を一緒にしてカットすると失敗が少ないらしい。(春日セームさんに教わった裏技である)

マチ針で台紙とセーム革を固定し、ハサミでカットして行く。

左側のドーナツ状になった物を、スピーカエッジとして使用する。
余った部分はメガネ拭きにしたり、携帯拭きにしたりなのだが、これも結構綺麗になるので便利である。



まずは、ユニットに洗濯バサミでエッジ用セーム革を仮止めする。
この状態でまず内側からコーン紙を上に軽く持ち上げながら、セーム革とコーン紙の間にコニシボンドのGクリアを流し込むようにして接着!!(一周したら、コーン紙裏側に指を入れて、腹で軽く押えながら密着させて行く感じ・・・?!)

だいたい乾いたらコーン紙の表側も、エッジとコーン紙の境目にボンドを流し接着して行く・・・。
このまま完全乾燥まで、1時間〜2時間放置して、今度はフレームとエッジ外側を同じGクリアで接着して行く・・・。(外へ外へと引張りながら、割とピンッと張った状態でイイらしい・・・)
で、またもや1時間〜2時間放置っ!

完全に乾燥してそうなら、今度は最初に取ったガスケットを接着!!

軽〜く乾燥まで待って、ユニットを取り付けっ!! 後は、バラした時と逆の作業で組み立てて行きます!!



グリルを付けたら完成っ!!
クリーム色のエッジはキョンセーム革エッジの証!
かなり目を引くので他のControl3Proとは違う!と主張していますっ!!

音出し確認っ!!

う〜ん!? やっぱりイイスピーカのように聴こえる・・・。
何故エッジがセーム革になったら音質が変わるのか?!が分らないが、やっぱり違うスピーカになってしまったように感じる・・・。
少し低音は寂しい気もするが、私が知るControlシリーズの音色では無い!!

不思議なセーム革エッジ修理っ!!

Control1なら5千円/一台ぐらいで修理受付けしようか?!(もちろん失敗する事もあるので、その時は純正のユニット交換になるのだが、そういう条件付きで・・・)

| 音響職人 | Repear | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
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