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音響測定機材のはなし。3

結局の所、RTA(リアルタイムアナライザー)測定器は全帯域に渡り、1/3Octバンド毎にフィルターを掛け、そのバンド毎に音圧を示した物に対し、FFT測定器は一つ一つポイントを集め、数値をグラフ化すると共に、それを時間という領域で管理している物と言える。

私が仕事で現在使用しているSmaartという測定ソフトはFFT測定器に属するアプリケーションである。

このソフトでは、ある周波数に対し、この周波数は時間的な遅れを持ってして来ているのかどうか?が分かる(位相が見れる)というのも、このFFT測定器の優れている所だが、この基準になる音に対し時間的なズレがある音も示してくれる。(コヒレントと呼ばれる指数である)

どういう事か?!というと、スピーカから測定マイクまで直接飛んで来る音を基準とした場合、壁に当たって飛んで来る音は時間的なズレが生じる。 しかしながら、時間的にズレがあっても音圧が上がる事には違い無いので、グラフ上では上がった数値が示される訳である。 その上がった数値には信憑性が無い?!といった所からコヒレント(整合性と訳される?!)指数が低いと表示される訳である。(結構プロの方達もコヒレントの意味を知らない人が多いので簡単に解説させて頂いた)

スピーカとマイクの関係が一対一の場合には有効だが、大きなコンサートPAの現場のように、複数のスピーカが干渉し合って拡声されている場合は、不都合が多かったりするので、現場に合わせてソフトを使い分けたり、見方を変えたりしながら調整しないといけない。

Smaartというソフトの代理店でも無いので、このソフトの説明はこのぐらいに、マイクの特性や高価なマイクと安価なマイクの違い等は、以前のレポートも参考にして頂けるのでは?!と思っている。

最後に、マイクとPCの橋渡しをするオーディオインターフェイスだが、最近のSmaartV7というバージョンから、基準音(ピンクノイズ)をソフトから出力して使用し易くなったので、そういう使い方をする方には注意が必要かも知れないが、基準音もオーディオインターフェイスを使ってPCに入力する人達にとっては、基準になる音も測定に使うマイク入力も同じインターフェイスで、それらの音の差分を見ている場合は、必要以上に高価なインターフェイスは必要無いと考えている。

ちなみに多チャンネルの物だと、あまり選択肢は無いのだが、私の場合は一応メーカー推奨の物を使っている。

う〜ん!?このぐらいで、ややこしい測定器の話は終わりだろうか?!
最初は素人の方達にも分かるようにまとめようと思っていたが、やっぱりブログ受けにするのは難しい題材だったようだっ!(反省っ!!)

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